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動作も早い、セキュリティ面も優秀、人気も一番。
でもメモリ消費量が多い。
そんなGoogle Chromeの、メモリ解放の方法について記載しています。
メモリ解放が、できないという方や、ボタン表示されないという方にも、分かりやすく説明します。
メモリー食い過ぎでも有名なChrome。技術が進歩しハードウェアの物理メモリが増えてきているので、それらを活用したい気持ちも分かりますが。。。
Google Chrome(Webブラウザ)のメモリーを解放するには、大きく分けて2つの方法があります。
まず1つ目は、Google Chromeが、公式に実装している機能を使用して、Chromeのメモリーを解放する方法です。
私はGoogle Chromeを8年以上使用しておりますが、こちらの、Google Chrome公式による機能(試運転中ですが)を使う方法を、おすすめ致します。
第三者がつくった、サードパーティ製のChrome拡張機能を使うよりは、試運転中であろうが、公式の機能の方が安心・安全できる派です。
数年前は、この公式の機能が無かったので、第三者が作った拡張機能を、私も含め、仕方なく使う人が多かったと思いますが、今ではテスト中とはいえ公式にメモリ解放の機能が実装されているので、こちらを使用しています。
Chromeのメモリを解放をする方法
1.Chrome公式の機能を使って解放
最新版のGoogle Chromeを使用している場合の方法です
(オールドバージョンをご利用の方は、細かい部分で、説明に違いがある時もあります。 セキュリティ面も考慮し、バージョンアップ直後以外は、最新版のウェブブラウザを使うようにしましょう。 バージョンアップ直後は、不具合や相性の問題などの、ユーザーの使用報告・意見が出てこないかツイッターなどで様子見してからアップデートするのが基本です。)
2022年 現在の「Windows 版(10/8.1/8/7 64-bit)」は問題ありません
まず、Chromeブラウザの画面の上にある、アドレスバーに『chrome://flags/』と入力してください。
すると、なにやら物騒な、不安をかきたてるようなアイコンや画面・注意文が出てきます。
Google Chrome公式による、「試運転中の機能なので、これらを変更して何か問題(データが消えたり)などしても、責任を負いませんよ」という、予防線です。
(設定を変えて、万が一なにか起きた場合でも、この画面の右上にある『すべてデフォルトに戻す』というボタンを押せば、この画面の設定だけを元に戻すことができます)
ブラウザの設定が原因で、過去にパソコンに保存してある画像ファイルや動画ファイル、ワードやエクセルなどのデータが消えるようなことは有りえませんのでご安心ください。
(インターネットブラウザでの画像表示速度を早めるために、一時的に画像を保存しているキャッシュファイルなどは消すこともできますが。キャッシュが溜まりすぎてHDDのメモリの空き容量が少なくなったり、SDRAMの不使用領域が少なくなると、逆に重くなるというアレです。)
そして次に、
この試運転用版の画面の真ん中より少し下にある、『Automatic tab discarding』という部分を見つけます。(日本語表示だと「タブのメモリを自動解放する」になっています)
自分で探すの大変だから、ページ内検索をしたいという人には、キーボードにある、Ctrlキーと、Fキーを同時に押すと、右上にページ内の検索をする文字入力ボックスが出てきますので、そこで「disca」と、単語を途中まで入力し、エンターを押すだけで、一発で見つけることができます。
その項目の下にある「Default」という部分の右にある逆三角形をクリックします。
すると、3つの選択肢が出ますので、その中から「Enabled」を選択しましょう。
すると、画面のした部分に、「変更内容は次に Google Chrome を再起動したときに有効になります。」という文章とともに、「今すぐ再起動」というアイコンが現れます。
何か使用中・編集中のタブがあれば、それらを閉じてから、使用運転用版のタブに戻り「今すぐ再起動」アイコンをクリックしましょう(パソコン自体は再起動されません。Google Chromeブラウザだけが再起動されます)
そして、Chromeが再起動されれば、メモリ解放の設定は完了です。
注意書きの前に1つ。。。
ちなみに、先程の項目にある英語の説明文、「If enabled, tabs get automatically discarded from memory when the system memory is low. Discarded tabs are still visible on the tab strip and get reloaded when clicked on. Info about discarded tabs can be found at chrome://discards. #automatic-tab-discarding」は、日本語の場合だと、
「有効にした場合、システムのメモリが少なくなったときにタブのメモリが自動的に解放されます。メモリが解放されたタブは引き続きタブバーに表示され、クリックすると再読み込みされます。メモリが解放されたタブについての情報は、chrome://discards で確認できます」
という表示です。
ただ、これをオン(有効・Enabled)にすると、刀剣乱舞や、艦これ(艦隊これくしょん)をといったブラウザゲームをしている時に、不具合が生じることが多いようです。
なので、ブラウザゲームを頻繁にする方は、デフォルト・もしくはオフ(無効・Disabled)にしておいたほうが良さそうです。
また、刀剣乱舞や艦これをしている方は、Flashの設定を見直すことで改善されたという報告も出ています。
【Chrome Flash 重い】原因・対策 → FLASH系プラグインを無効にする方法
【最新版】Google Chromeが重い・遅い・固まる! 解消方法まとめ【原因と対策】
Chromeのメモリ使用量が多い時『バックグラウンドでの実行を許可する』メリットとデメリット
chrome://flags/の日本語化は、以前であればGoogleChrome公式がやってくれていましたが、現在のバージョンでは未だ未実装のようです。
次に、第三者による開発プログラムである・拡張機能を使用して、メモリーを開放する方法を記しておきます。
2.拡張機能を使ってメモリーを解放する
Google Chromeで開いているタブが使用しているメモリーを手動で解放するのが面倒くさいから自動でメモリー開放するという拡張機能は、数種類存在しております。
その中でも一番人気なのは、「Tab Memory Purge」という拡張機能です。
Tab Memory Purge - Chrome Web Store
裏で動いているJavaScriptの停止や、使っていないタブのメモリを解放してくれます(ブラウザゲームをプレイしている人は別タブで攻略サイトなどを見る時はご注意を。除外しておくこととおすすめ致します)
オプション設定で、除外するサイトの選択もできますので、Youtubeで動画を見ている時や、裏で勝手に休止されるということも防げます。
次に紹介する、こちらの拡張機能は、すごい人気で、タブをリスト化することによりメモリーの消費量を最大95%抑えてくれるという拡張機能。
個人的には、ブックマークタブ開いておけばいいのでは?とも感じますが、ブックマークタブ少し重いですもんね。それか、ブクマタブが今ぐらいに使えるレベルになる前から存在していたから人気という可能性もあります。
こちらの拡張機能も、JavaScriptの停止をしメモリーの解放に繋がってくるのでChromeを軽くしたい人におすすめです。
私は、開いているタブを一括で全部ブックマークに保存してくれる拡張機能「Save Tabs」を使用しています。保存したタブは、Chrome公式の機能、ブックマークマネージャブでタブを一覧表示し、選択したタブや、全てのタブを開けますので、便利です。
Chromeのメモリ解放でJavaScriptって?
JavaScriptを利用し、メモリリークなどメモリの問題をJavaScriptで検出する方法です。
Chromeの最新版であれば、ブラウザ画面の右上に、小さい丸が縦に3つ並んでいるアイコンがあると思います。
そのアイコンをクリックし、 Google Chromeの設定画面メニューを開きます。
メニューの中の、真ん中より少し下にある「その他のメニュー」をクリックします。
すると、再びメニューが出てきますので、「タスク マネージャ」というものを選択します。
タスク マネージャの表の見出し部分(上の部分)を右クリックするとメニューが表示されるので、その中から、[JavaScript memory] をクリックし、チェックを入れると有効になります。
各項目の一番右にJavaScriptメモリの使用量が表示されるようになります。
また、ChromeのDev toolsを使用し、タイムライン上で確認することもできます。
先程のタスクマネージャーを表示した時と同じように、右上のちょぼ丸から設定メニューを開き、「その他のツール」から、「デベロッパー ツール」を選択します。
すると、ツール画面が出てきます。
その画面の上部にある、Elements、Console、と並んでいる項目の真ん中付近に、Timelineという項目があるので、そこをクリックします。
すると、どのタイミングでメモリを消費したかなどを確認できますので、エラーが生じる点や、メモリ解放のタイミングなどの参考になります。
Captcha項目にある、「Network」や「Screenshots」、「Memory」にチェックをいれると、記録用のアイコンが左上に表示されます。
Recordアイコンをクリックすると、記録が開始され、再び押すと記録が止まります。
以上で、Chromeのメモリー解放をする方法・やり方の解説、メモリ解放に便利な拡張機能や、JavaScriptでの使用メモリ確認方法を終わります。
ご精読ありがとうございました。
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