ニガウリ・ゴーヤが苦い理由・原因【食べ過ぎは毒？見分け方オレンジ苦味を消す方法・対策】

ニガウリ・ゴーヤが苦い原因【緑色・黄色・オレンジ苦味を抑える方対策】 — ゴーヤ苦い理由・見分け方苦味を抑える方法

目次（タップで下の本文へ自動移動もできます♪♪）

ゴーヤ・ニガウリが苦い理由・原因
- 苦味抜き飛ばす方法
  - ゴーヤの苦くないレシピ・調理方法
- 苦味成分・体に悪い？
ゴーヤの毒性・食べ過ぎるとどうなる？
ゴーヤ・ニガウリの効果（栄養素）
新鮮なニガウリの見分け方
名前の由来ツルレイシゴーヤーニガウリ
ゴーヤはダイエットにもおすすめ♪♪

ゴーヤ・ニガウリが苦い理由・原因

ニガウリ・ゴーヤが苦い理由・原因は『まだ熟れてない・熟していないため、敵に食べられないように苦味成分を出している 』です。

ゴーヤは、熟してくると緑色から、黄色～オレンジっぽく変わってきます。

なので、黄色っぽい、オレンジっぽい色のゴーヤほど、苦味成分が少ないです。

（自分の畑で作って食べていますが、黄色～オレンジのゴーヤ・ニガウリは、熟していて美味しいです♪♪）

ドロッとしてきているものや、粘り成分が出てきて溶けているようなものは、腐っているので、食べないように注意して下さい。

苦味抜き飛ばす方法

ゴーヤ・ニガウリの苦味抜き飛ばす方法

ゴーヤの苦くないレシピ・調理方法

ゴーヤ・ニガウリの苦味を抑える対策としては５つあります。

塩もみする時に、砂糖も加える
ゴーヤ１本に対して塩小さじ１砂糖小さじ１
中の白いワタの部分を、しっかりと取り除く
苦味は少ないですが、見栄えと、口当たりのために
1mm~2mm程度に薄く切り、10分ほど水にさらす
苦い旨みが好きなら、これでゴーヤの刺身完成♪♪
沸騰する直前のお湯に、10秒～20秒軽く湯で通す
茹ですぎると、シャキッとした食感も栄養も失われる
砂糖、ダシ醤油で味付けし、お肉と共に油で炒める
子供に、苦いゴーヤ（栄養）を食べさせる方法としても、おすすめ！

彩りも意識するなら、赤色や黄色のパプリカ、卵、トマトなども加えて、ゴーヤチャンプルー風にするのが良いです♪♪

苦味成分・体に悪い？

ゴーヤの苦味成分・体に悪い？

苦味成分の理由は、モモルデシンという20種類以上のアミノ酸から成る物質です。

胃腸の状態を改善
血圧・血糖値の上昇を抑制
食欲増進
夏バテ（頭痛や、体力低下、ふらつき）の抑制

20種類以上のアミノ酸から成る、苦味成分『モモルデシン』には、上記の効果があります。

ゴーヤの毒性・食べ過ぎるとどうなる？

ゴーヤの苦味成分は、ヘチマやユウガオの苦味成分のような毒性はありません。

しかし、どんな食べ物でも栄養でも、食べすぎ・摂りすぎは体に毒です。

※ ゴーヤの場合は、食べ過ぎると胃の粘膜を過剰に摂取しすぎて、腹痛につながるケースも稀に。

沖縄料理店で出てくるような1人前～2人前の量に、とどめておきましょう。

他の栄養成分については、次の見出しで書いていきます。

『良薬は口に苦し』という言葉もあるように、ゴーヤは体に良い、栄養満点の食べ物です。
※ よくきく薬は苦くて飲みにくい（由来）本当に自分のためになる忠告は、素直に聞き入れづらいという意味のことわざ。

ヘチマや、ユウガオの苦味成分には、毒性（食中毒・嘔吐や下痢など）のある『ククルビタシン』が多く含まれているケースもあります。

しかし、ゴーヤの苦味成分である『モモルデシン』には、毒性が認められていないので、安全です。安心して食べることができます♪♪

ゴーヤ・ニガウリの効果（栄養素）

ゴーヤ・ニガウリの効果（栄養）

1つ上の見出しで述べた、モモルデシンによる様々な効果以外にも、下記の栄養・効果もあります。

鉄分
貧血防止効果。ヘモグロビンを生成の主な材料。だるさ・倦怠感を改善してくれる効果もあります。
カリウム
体内の浸透圧（塩分と水分のバランスによって生じる圧力）を正常に保ってくれる効果のある物質（過剰に摂取した塩分の排出効果）。つまり、血圧を低下させてくれる効果があります。
葉酸
血液をつくる・赤血球の細胞形成を行う効果。妊婦さんは特に摂取するように、医者にすすめられる物質（ビタミンB群の仲間）胎児の神経管閉鎖障害という、神経管の発育不全リスクを抑えてくれます。
ビタミンC
骨や腱（ケン）などを結合するタンパク質である『 コラーゲン 』の生成に必須の栄養。血管を丈夫にしてくれたり、イライラ抑制、貧血防止、筋肉減少を抑制、日焼け防止、免疫力上昇などの効果もあります。
食物繊維
便秘予防、脂肪や糖の吸収を抑制、つまり、肥満防止・血糖値の上昇（糖尿病）を抑えてくれる効果があります。

ゴーヤを薄く切り、ダシ醤油などで頂く、お刺身や、お肉や卵と混ぜた、ゴーヤチャンプルーを食べて、夏バテ防止を頑張りましょう♪♪

※ チャンプルーとは、沖縄の方言で『 ごちゃまぜ 』という意味

ゴーヤには、食欲増進効果や、血糖値の上昇を抑制してくれる効果もあるので、積極的に食べていきたい食材の１つです^^

新鮮なニガウリの見分け方

色が鮮やか・濃いもので、張り（ツヤ）と、イボがしっかりとあるものが、新鮮なゴーヤ・ニガウリです。

名前の由来ツルレイシゴーヤーニガウリ

ゴーヤー・ニガウリ・ツルレイシ名前の由来

ゴーヤー

いろいろな諸説がありますが、中国語で『苦瓜（kugua:クーグア）』と呼ばれていたものが「ゴーヤー」になったと考えられています。

英語では、『 bitter melon（ビターメロン・苦い瓜）』と表されます。

ツルレイシ

ゴーヤは、ツルレイシ（ウリ科の植物）という花の、熟していない果実です。

これを、野菜として利用しているのが、ゴーヤです。
※ 上でも述べた通り、ゴーヤは熟すとオレンジ色になります

ツルにぶら下がっていて、イボイボの見た目と、完熟すると皮が甘くなる点が、果物の『 ライチ（レイシ） 』に似ていることから、ツルレイシと呼ばれています。